1974-03-08 第72回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第4号
第二点は、私は京都府におったときに子豚の価格安定を独自に取り上げたわけでありますが、子豚の価格安定方式というものを約二万円程度で考える意思はないかどうか。第三点で、加工原料乳は御承知のようにキロ当たり八十八円四十三銭ということを農業団体が要求をしておるわけでありますが、これについてはどう考えるか。
第二点は、私は京都府におったときに子豚の価格安定を独自に取り上げたわけでありますが、子豚の価格安定方式というものを約二万円程度で考える意思はないかどうか。第三点で、加工原料乳は御承知のようにキロ当たり八十八円四十三銭ということを農業団体が要求をしておるわけでありますが、これについてはどう考えるか。
価格安定方式は同じ価格支持方式がとられているわけであります。ところで約十三万トンの豚肉をカナダ政府は買いまして、これが価格変動がないためにどうにももっていかなくなった、こういう状態がカナダで起こっております。結果的にはカナダ政府はこの制度をやめた。そして保管肉の処理に何と七年間かかった。しかも七年間かかったあげくの果てに国が日本円に直しまして二百五十億円の損失を背負い込んだ。
○政府委員(石田朗君) 現在の農産物におきまする価格安定方式は、おのおのの農産物の特性によりましていろいろな形をとっておるわけでございまして、たとえば畜産事業団は、豚肉の取扱いをしてやってまいる、こういう形をとっておるわけでございます。
従来主要農産物については、米麦以外には先ほどから話がありますように需給均衡価格といって、われわれから見ればきわめて不満足な、また実際にもあまり効果のない価格安定方式ですけれども、でも一応あるわけです。ところが選択的拡大としてせっかく太鼓をたたいておる果樹とか蔬菜面について、価格安定の方策がない。
現在の価格安定方式を強化して価格安定をしていきたいと考えます。 金融の面でございますが、農業金融を長期低利でやれ、ごもっともでございます。そういう意味で私ども本年度は長期低利の資金にすべく努力いたしまして、三分五厘の金融が去年の二・四倍で四百四十五億、全体の農業金融の公庫ワクの中の約四〇%以上を占めております。平均金利が五分ということでございますから、相当画期的な改革でございます。
また、今度新たに畜産物につきましては、畜産物価格安定法という法律を新しく制定をして価格安定をやろうといたしておりますけれども、これらの一貫した主要な農産物における価格安定方式というものを、一体現状においてこれを変更する意思はないのか。
今度の砂糖が上ったからといって簡単に十万トンの砂糖の外貨の割当を追加した、そして砂糖を下げた、こういう価格安定方式も一つの考え方でしょうけれども、私はそういうふうな考え方に基くならば、通産省が担当しておる外貨割当そのものを全体に通用しなければいかぬと思う。むしろ砂糖あたりの外貨は、ある程度他の方法によって価格を押えても、もっと必要資材で外貨の足らぬものはたくさんあるわけです。